「今月もCrowdLogからデータをExcelに貼り付けて、VLOOKUP組んで、プロジェクト別に振り分けて...」
毎月25日を過ぎたあたりから、工数管理のExcel集計に追われている総務・管理部門の方、少なくないのではないでしょうか。工数管理ツールを導入したのに、結局Excelで集計しているなら、それは「ツールを使いこなせていない」のではなく、ツール間のデータ連携が手作業のままなわけです。
こんなお悩みありませんか?
- CrowdLogの工数データをExcelへ毎月手作業で転記し、月末に5〜10時間の集計作業が発生している(正直、月末だけで残業代いくらになっているのか)
- 複数プロジェクトのメンバー別工数を手動で振り分けるため、月2〜3件の転記ミスが発生し、修正のやりとりでさらに半日消える
- 月次レポートの作成が締切ギリギリになり、「工数の数字、まだ出ない?」と他部署から催促される
もし一つでも当てはまるなら、この記事がお役に立てるかもしれません。
Before / After
| Before | After | |
|---|---|---|
| 月次工数集計の作業時間 | 5〜10時間/月 | 30分以内(約90%削減) |
| 転記ミス・集計漏れ | 月2〜3件 | 0件(100%解消) |
| レポート作成所要時間 | 2営業日 | 当日中に完了(即日対応) |
どうやって解決したか
Step 1: 課題の整理
お客様は大手自動車関連サービス企業で、複数プロジェクトの工数管理にCrowdLogを利用していました。しかし、月次の工数集計・レポート作成はすべてExcelの手作業。ツールを入れたのに手作業が残るって、よくある話ですよね。担当者は毎月末に膨大な時間を集計に費やしていました。
「月末になると集計作業に追われて、他の仕事が完全に止まるんです。プロジェクト数が増えるたびに集計の負担も増えて、もう限界でした」
担当者の方はこう振り返ります。問題を整理すると、3つの構造的な課題が見えてきました。
- 手動転記のコスト: CrowdLogからデータをExcelに写す作業だけで数時間。プロジェクトが増えるほど時間も比例して増加
- 集計ミスのリカバリーコスト: 転記ミスの発見と修正に追加で半日かかることも(まあ、人間がやっている以上ミスはゼロにはならないのですが)
- 修正履歴の不在: 工数データの修正がいつ・誰によって行われたか追跡できず、監査対応時に説明に窮する
Step 2: アプローチの選定
工数集計の自動化にはいくつかの方法がありました。
| 選択肢 | メリット | デメリット | 判定 |
|---|---|---|---|
| Excelマクロの強化 | 追加コストが低い | 属人化が解消されない。マクロが壊れたら終わり | — |
| 別の工数管理ツールに乗り換え | 集計機能が組み込まれている | 移行コストが大きい。現場が新しいツールを覚える負担 | — |
| 既存ツールとの自動連携構築 | CrowdLogをそのまま活用できる | 初期構築が必要 | ✅ 採用 |
ポイントは、現場がすでに慣れているCrowdLogをそのまま使い続けられること。新しいツールの導入は、使い方を覚え直す手間がかかります。データの連携部分だけを自動化すれば、現場の負担は最小限で済みます。
Step 3: 実装と検証
導入は約3週間で完了しました。
- ヒアリング・要件定義(3日間) — 現在のExcel集計フローと課題を整理
- 設計・開発(約2週間) — CrowdLogと自動連携する仕組みを構築
- テスト・検証(3日間) — 実際の工数データで精度を確認
- 本番稼働 — 初月からExcel手作業ゼロに
ボタンひとつでCrowdLogからデータを取得し、プロジェクト別・メンバー別の工数集計が完了。修正があった場合も「いつ・誰が・どの数値を変更したか」が自動で記録される仕組みです。
技術者向け: 実装の詳細を見る
CrowdLog APIとの自動連携システムを構築し、工数データの取得・差分計算・集計・レポート生成を完全自動化しました。
技術構成:
| 項目 | 採用技術 |
|---|---|
| アプリケーション | Node.js + Fastify(TypeScript) |
| データベース | MySQL(Cloud SQL) |
| インフラ | Google Cloud Run(自動スケーリング対応) |
| 外部連携 | CrowdLog API |
| 認証 | JWT認証 |
主な機能:
- CrowdLogの工数データをワンクリックで一括取得・同期
- ログ修正管理(FixedLog): 元データを保持しながら修正可能。変更履歴を自動追跡
- メンバー別・プロジェクト別の工数集計ビューを自動生成
- プロジェクト単位での分類フラグにより、請求書作成にも活用可能
導入効果まとめ
| 指標 | 成果 |
|---|---|
| 月次集計作業時間 | 5〜10時間/月 → 30分以内(約90%削減) |
| 転記ミス | 月2〜3件 → 0件(100%解消) |
| レポート作成 | 2営業日 → 当日中(即日対応) |
| 年間コスト削減 | 約60〜120時間分の人件費相当(月末の残業代も含めると...) |
「以前は月末になると集計作業に追われていましたが、今はボタン一つでデータが揃います。修正履歴も残るので、監査時の説明がスムーズになりました。正直、もっと早く導入すればよかったです」
— プロジェクト管理担当者
あなたの会社でも始められます
「工数管理ツールは入れたけど、結局Excelで集計している」という会社は、実は少なくありません。問題はツールではなく、ツール間のデータの橋渡しです。
既存の工数管理ツールを活かしたまま、月次集計の自動化だけを始めるアプローチなら、大きなリスクなく一歩を踏み出せます。まずは今の工数集計フローのどこにムダがあるか、一緒に整理するところから始めませんか?



