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この記事の対象: 会計時に「次回のご予約は」とおすすめしていても、取れなかったお客様のその後は追えていない美容室のオーナーの方
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先にやるべきこと: 次回予約がないまま、そのお客様自身の来店周期を過ぎた方だけを、毎週一覧に上げます。一覧づくりは仕組みが受け持ち、連絡するかと文面はオーナーが選びます
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見込める変化: 周期を過ぎたことに気づく時点が、台帳を見返したとき(半年後のことも)から、過ぎた週に変わります。取りこぼしていた再来店と売上を取り戻せる見込みがあります
「次回のご予約はいかがなさいますか」「また連絡します」
その後お客様がいつ来たかを把握できている店は、多くないのではないでしょうか。
次回予約のないお客様は、台帳を見返すまで見えない
会計時の次回予約のおすすめは、そのまま続けて構いません。困るのは、取れなかったお客様が台帳に「最後の来店日」として残るだけになることです。誰がいつもの間隔を過ぎたのかは、一人ずつ見返さない限り分かりません。
月に300人が来店する店を例にします。次回予約が8割取れていても、残りの2割(約60人)のうち、周期を過ぎてもまだ来ない方が月に20〜30人出る見積もりです。仮にそのうち月5人が戻り、客単価を8,000円と置くと、その月だけで4万円になります。
連絡の時期は、お客様ごとの来店周期で決める
「最後の来店から3ヶ月」のように一律の日数で連絡すると、2ヶ月ごとに来る方には遅すぎ、半年ごとの方には早すぎます。間隔は台帳の来店日から出せます。
| お客様 | 連絡の目安 |
|---|---|
| 来店が2回以上ある方 | 直近の来店間隔の平均に、店で決めた猶予(例: 2週間)を足した日を過ぎたとき |
| 初めて来店した方 | 受けたメニューごとに店が決めた目安(例: カットのみは2ヶ月、カラーありは6週間)を過ぎたとき |
| 次回予約が入っている方、連絡済みの方 | 一覧に上げない |
周期ちょうどだと来るつもりの方に催促と受け取られるため、猶予を置きます。
周期を過ぎた方が毎週届き、オーナーは連絡するかを選ぶ
引っ越すと聞いている方や、家庭の事情で間が空くと伺っている方には、あえて送らない判断もあります。こうした事情は担当したスタッフが覚えていることが多いので、一覧には担当者の名前を添えて届けます。オーナーは迷う方だけ担当者に一声かけてから選びます。
文面は、担当者からの一言(「前回のカラーが落ち着いてくる頃です」など)、前回の施術後の様子を伺う一言、のように温度の違う型を2〜3種用意します。どれを送るかは、送る前にオーナーがお客様ごとに選びます。
| Before | After | |
|---|---|---|
| 周期を過ぎたことに気づく時点 | 台帳を見返したとき(半年後のことも) | 周期を過ぎた週 |
| 連絡する相手と文面 | 決まりなし | 一覧からオーナーが選ぶ |
| 連絡した人数・戻った人数 | 記録に残らない | 人数と売上が残る |
予約台帳の書き出しと表計算で、1ヶ月試す
Step 1: 来店履歴を書き出せるか確かめる
予約システムに、来店履歴を書き出す機能(CSV出力)があるかを確かめます。必要なのは、お客様番号・来店日・メニュー・担当者・次回予約の有無・連絡手段(LINEか電話か)です。電話や店頭の予約も同じ台帳に入れておきます。別の帳面に残すと、予約済みの方にも連絡が届きます。
Step 2: 打ち手を比較する
| 選択肢 | メリット | デメリット | 判定 |
|---|---|---|---|
| 会計時のおすすめだけ(現状) | 今のまま | 取れなかった方は、見返すまで見えない | — |
| 前回来店から一律の日数で全員へ自動送信 | 設定が簡単 | 周期を無視し、事情のある方にも届く | — |
| 月末にスタッフが台帳を見返して電話 | 仕組みが要らない | 忙しい月ほど抜け、連絡の記録も残らない | — |
| 周期を過ぎた方を毎週一覧にし、オーナーが選んで送る | 間隔が空ききる前に、相手と文面を選んで声をかけられる | 最初に猶予の日数と文面の型を決める | ✅ 採用 |
playparkは担当者予約制のサロン向けに、予約と連動したシフト管理アプリShift Budを開発・提供しています。次回予約のフォローを仕組みにした実績はまだありません。この記事の場面は仮想のシナリオです。工数データの月次集計を自動化した取り組みでは、転記ミス・集計漏れが月2〜3件から0件になりました。既存データから自動で拾うと漏れが消える点は、台帳の見返しにも通じます。
Step 3: 経営者自身が作れる範囲から始める
書き出しを表計算ソフトに読み込み、AIコーディングツールへ次のように頼めば、週末に原型ができます。
「予約台帳の書き出し(列: お客様番号、来店日、メニュー、担当者、次回予約の有無、連絡手段)から、次回予約がない方を毎週一覧にしてメールで届けてほしい。一覧には担当者と連絡手段を並べる。来店が2回以上の方は来店間隔の平均に2週間を足した日、初めての方はメニューごとの目安日数(カットのみ2ヶ月、カラーありは6週間など)を過ぎた方を載せる。一覧には『送った日』の欄を付け、日付が入っている方は翌週から載せない」
AIに渡すのは列の名前だけにし、お客様の名前や連絡先は渡しません。
最初の1ヶ月は一覧までを仕組みに任せ、送信は店のLINE公式アカウントのチャットからでも始められます。店から先にチャットを送れるのは、アカウントが認証済み(申請して審査を受けます)で、お客様が友だち追加している場合です。チャットの連絡先に出るのはLINEの表示名とプロフィール画像なので、台帳のお客様と結びつけておきます。友だちでない方には、電話など普段の連絡手段で伝えます。LINE公式アカウントは無料プランから使え、1対1のチャットの送受信は月の配信通数に数えられません。
LINEヤフーは、店から始めるチャットを広告や宣伝に使わないよう案内しています。ブロックや通報の対象になることがあります。送るのは担当者からの一言など、そのお客様に向けた連絡に留めます。
チャットから送ったら、一覧の「送った日」欄に日付を入れておきます。翌週からその方は一覧に上がりません。書き出し後に予約した方への行き違いを避けるため、送るのは書き出した当日にします。
1ヶ月で数えるのは、一覧に上がった人数、連絡した人数、予約が入った人数と売上です。戻る割合が見えれば、送信まで仕組みに任せるかを判断できます。



