「うちもそろそろ営業管理を始めたほうがいいんだろうな」。そう思いながら数ヶ月が過ぎていませんか。検索するとSFA・CRMが並びますが、営業1〜5名の会社にはどれも機能過多に見えます。商談メモは紙とチャットとメールに散らばり、お礼メールを送ったかもうろ覚え——これは「管理する仕組みを作る時間」より「目の前の商談」の優先度が高かっただけです。
この記事は、従業員1〜5名の会社が今あるツールだけで営業管理を立ち上げる順番を3ステップにまとめたものです。playparkも2人でこの順番でゼロから組み立てました。
| あなたの状況 | この記事の役立ち方 |
|---|---|
| 商談メモが手帳・メール・記憶に分散 | Step 1から順に読む |
| すでにCRMを使い込んでいる | 2人チームの営業運用の作り方が合います |
3ステップで営業管理を立ち上げる
1〜5名の会社に必要なのは機能の網羅でなく続けられる粒度です。順番に積めば、来週から毎日5分で営業の状況がつかめます。
Step 1:顧客リストと案件状態を1枚で見える化する
「今、関わっている会社」を1枚のシートに書き出すだけ。状態の選択肢は5つに絞るのがポイントです。
| 列名 | 中身の例 |
|---|---|
| 会社名/担当者 | 株式会社○○/山田様 |
| 状態 | 初回連絡前/初回面談済/提案中/受注/失注 |
| 最終接点 | 4/28 メールで提案書送付 |
| 金額感 | 30万円(仮) |
名刺・メール・チャット履歴をたどって直近3ヶ月の最大20社を書き出します(多いなら直近1ヶ月の10社でも可)。続けるコツは、新しい会社と話したその日のうちに1行追加するだけです。
Step 2:「次の1手」と期日を決める
Step 1のシートに2列だけ追加します。
| 列名 | 中身の例 |
|---|---|
| 次の1手 | 提案書の修正版を送る/電話で進捗確認 |
| 期日 | 5/14(水) |
迷ったら次のルールでOKです:返信待ちは3営業日後に確認、提案書を出した直後は5営業日後に感触確認、紹介直後は2営業日以内に初回連絡。20社あっても1社30秒、合計10分で埋まります。
Step 3:週1回、5分の振り返りを習慣にする
週1回、シートを上から下まで眺める時間を取ります。チェック観点は3つだけです。
- 期日が過ぎているのに動いていない案件はないか(1分)
- 2週間以上、最終接点が更新されていない案件はないか(2分)
- 状態が「提案中」のまま動かない案件が3社以上ないか(2分)
おすすめは月曜午前か金曜夕方。playparkは金曜夕方を選んでいます。
3ステップの全体像とよくあるつまずき
| ステップ | 主な動作 | かかる時間 |
|---|---|---|
| Step 1:1枚に集める | 6カラムのシートに直近20社を書き出す | 初回30分 |
| Step 2:次の1手と期日 | 2カラム追加して未来の動きを書く | 初回10分 |
| Step 3:週1回の振り返り | シートを5分眺めて停滞を見つける | 毎週5分 |
完成形でなく入口から定着までの最短ルートです。慣れたら列を足していけば、自然に立派な営業管理シートに育ちます。
| つまずき | 対処 |
|---|---|
| 列を増やしすぎて埋まらない | 6カラムに戻す。詳細メモは別ドキュメントへ |
| 期日決めが面倒で空欄が増える | 「3営業日後」等のテンプレでとにかく置く |
| 振り返りが続かない | 5分のままでOK。開けたら勝ち |
ツールの選び方:始めるなら無料で十分
最初から有料ツールを選ぶ必要はありません。1〜5名なら次の順番で十分まわります。
| 段階 | おすすめツール | 月額の目安 |
|---|---|---|
| 立ち上げ期(〜半年) | スプレッドシート/Excel | 無料 |
| 整理が進んだ段階 | Notion / Airtable | 無料〜数千円 |
| 5名以上・複数拠点 | HubSpot Free等の無料CRM | 無料〜 |
| 売上規模が拡大 | Salesforce / kintone等 | 1ユーザー数千円〜 |
最初から最終段階を目指さないのがコツです。スプレッドシートで3ヶ月ほど運用してから次に進むと、ツール選定の解像度が上がります。playparkも2人で営業していますが、いまだに核となるのはテキストとシートに近い構造です。
まとめ:今週、できることから1つ
- Step 1:1枚のシートに直近20社を書く(初回30分)
- Step 2:次の1手と期日の2列を加える(初回10分)
- Step 3:週1回・5分の振り返りを固定する(毎週5分)
すべてを今日やる必要はありません。今週やるのはStep 1だけでも、来月にはシートを見る習慣ができているはずです。営業管理は「立派にやる」ものではなく、「続けられる形に小さくする」のが本質です。3ステップが回り始めたら、少人数チームの営業運用の作り方もあわせてご覧ください。



