社長から「うちもDXやろう」と言われた。やる気はある(ここまではいつも順調です)。ところが進めようとすると最初に詰まるのが「外注か、内製か」という分岐です。SIerの見積もりは参考相場として100万円を超え、社内でやろうにもExcelのVLOOKUPがギリギリ書ける人が1人いるかどうか。判断材料がそもそも手元にない、という方は少なくありません。
この記事では「自社の状況ならどっちを選ぶべきか」を整理する5つの判断軸と、両者を組み合わせるハイブリッド戦略をお伝えします。
まず整理:自動化のタイプと5つの判断軸
| 自動化のタイプ | 具体例 | 適性 |
|---|---|---|
| 定型集計 | 勤怠Excel集計、月次レポート | 内製しやすい |
| データ連携 | 勤怠×人事の自動同期 | 外注向きが多い |
| 外部API連携 | 銀行・SaaSとの連動 | 外注推奨 |
判断軸は頻度・仕様変更頻度・社内人材・予算・スピード要件の5つです。順番に見ていきます。
外注 vs 内製 — メリット・デメリット
外注
- 強み:ノウハウ蓄積済み、着手から最短2週間で稼働、運用保守も任せられる
- 弱み:初期費用がまとまる、仕様変更ごとに追加発注、依存リスクがある
| 業務範囲 | 費用目安 | 期間目安 |
|---|---|---|
| 単一業務の自動化 | 50〜100万円 | 2〜4週間 |
| 2システム間の連携 | 100〜200万円 | 4〜8週間 |
| 複数業務の一括自動化 | 150〜300万円 | 8〜12週間 |
内製
- 強み:ノウハウが社内に蓄積、柔軟に小さく修正できる、ランニングコスト最小
- 弱み:属人化リスク、学習に3〜6ヶ月、本業の進捗が止まりやすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学習コスト | 週5h × 3〜6ヶ月 |
| 試行錯誤コスト | エラー処理で追加2〜3ヶ月 |
5つの判断軸で自社を測る
| 頻度 | 選択肢 |
|---|---|
| 毎日発生 | 外注で早期回収 |
| 年10回未満 | 内製 or 見送り |
| 仕様変更頻度 | 選択肢 |
|---|---|
| ほぼ固定(10年前から不変等) | 外注で安定運用 |
| 月に何度も | 内製 |
| 社内人材 | 選択肢 |
|---|---|
| 該当者ゼロ | 完全外注 |
| エンジニア在籍 | 内製優位 |
| 予算枠 | 選択肢 |
|---|---|
| 初期150万円以上 | 一括外注 |
| 初期50万円未満/月額1万円程度 | 内製 or 小規模ツール |
| スピード要件 | 選択肢 |
|---|---|
| 1ヶ月以内 | 外注一択 |
| 期限なし | 内製で学習込み |
| 軸 | 外注向き | 内製向き |
|---|---|---|
| 頻度・変更・人材・予算・スピード | 3つ以上該当 | 3つ以上該当 |
5項目のうち3つ以上が同じ方向に振れていれば、その方向が自社の現実解です。バラけている場合は、次のハイブリッド戦略が現実的です。
ハイブリッド戦略と判断を早めるコツ
| A. 段階的外注 | 期間 |
|---|---|
| Phase1外注→Phase3内製 | 2〜3ヶ月→6〜12ヶ月 |
| B. コア外注+周辺内製 | 担当 |
|---|---|
| 基幹データ連携/通知設定 | 外注/内製 |
| C. 設計外注+運用内製 | 期間 |
|---|---|
| 設計は外注、引き継ぎ後は内製 | 2〜4週間→継続 |
判断を早めるコツは3つ。まず1業務に絞って小さく始める、ROIを数字で示す、見積もりは同じ粒度で比較することです。
入退室ログ×カオナビ連携で勤怠Excelから脱却した話は日次集計が2時間から5分に短縮(96%削減)、Box共有リンクの手作業からの脱却は月17時間削減。どちらも1業務に絞った結果です。
毎日2時間 × 年240日 = 年480時間。時給2,000円換算で年間96万円。自動化費用が150万円なら、約1年7ヶ月で回収。
このスライド1枚があるかどうかで、稟議の通る確率が大きく変わります。
まとめ・playparkにできること
- 外注と内製に「正解」はなく、自社の状況で選ぶ
- 3つ以上が同じ方向に振れたら、その方向が現実解。バラけているならハイブリッド戦略
- 1業務に絞って小さく始め、ROIを数字で示す
playparkは、サイト制作から業務自動化までを同じチームで提供しています。48時間以内の初動対応、単一業務なら契約から2週間で本番稼働、自社プロダクト「Shift Bud」の設計・保守の経験値、段階的外注への対応が強みです。
「外注と内製、うちはどっち向きか」を一緒に整理するところから始められます。関連して費用・品質・スピードで比較する記事、業務自動化・Excel脱却 完全ガイドもどうぞ。
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